コーポレートメッセージ「お口の恋人」を掲げ、一人でも多くの人々に愛される会社、愛される製品づくりを目指し、グローバルに事業を展開する株式会社ロッテ(https://www.lotte.co.jp/)。2022年よりコーポレートコミュニケーション部でPR Anayzerを活用いただいています。
今回は、同部門の似内 裕一さんに広報活動の様子やPR Analyzerの活用方法、その効果について伺いました。
PR Analyzerの導入により、広報部門の仕事がデータで見える化できるようになり、客観的な活動の評価や新たな方針の策定に活かせるようになりました。
また、リリース毎の効果をPR Analyzerで分析することで、ニュース性の高いリリースの傾向の把握もできるようになりました。導入前も、取材件数などでリリース毎の効果の違いは感じていましたが、リーチ数や広告換算費、SNS波及数などの数値で差異が分かるようになり、注力すべきニュース性の高い情報が明確化されました。
さらに、効果を数値で測れるようになったことで、多くの掲載やリーチ数につながる情報発信を担当したメンバーを評価しやすくなりました。数値で明確に分かるので、評価する側としても助かっています。
リリース毎の分析では、プロジェクト集計機能を活用しています。リリースの配信から1か月後までの露出結果をプロジェクトにまとめ、掲載数やリーチ数で評価しています。
ロッテでは年間数百本以上のリリースを配信していますが、リリース毎の効果の違いが数値化され、非常に参考になる示唆を得られています。また、リリース分析の結果は、当該の商品開発や企画に携わった担当者にも共有することで、広報活動への理解や協力意識の醸成につなげています。
年間や月間の広報活動の振り返りにも、PR Analyzerを活用しています。タグ機能を使用して商品カテゴリーやブランド毎、SDGs等のテーマ別に記事を分類して効果を集計しています。
ベンチマークしている他社との比較分析もおこない、自社の強みや他社との掲載の傾向の違いを把握しています。タグ機能は、部門の成果にカウントしない記事を除外する点でも役に立っていますね。
TV番組の露出も含めて網羅的にクリッピングと効果測定ができることが大きな決め手でした。ロッテは生活者に身近な菓子やアイスが主力商品ということもあり、TVで取り上げられることも多いため、TV番組の露出効果の測定ができることを重視していました。
Webニュースに特化してクリッピングできるツールは他にもありますが、TVや新聞、雑誌も含めて網羅的に対応しているPR効果測定ツールはPR Anayzerだけでした。
PR Analyzerの導入前は、広報の成果を取材件数やリリースの発信数といったアクション指標でカウントしていました。しかし、同じ取材1件でも、内容によってその後の反響や効果はまったく異なります。成果を測る指標としては不十分だと感じていました。
PR Analyzerの導入後は、記事毎やリリース毎の掲載数やリーチ数を集計できるようになり、効果を数値で測ることができるようになりました。
クリッピングやタグの付与条件を決めるキーワードの設定について、かなり細かくフォローいただき感謝しています。
ロッテは商品カテゴリーやブランドの種類が多いため、設定の調整に少し苦労しましたが、現在はクリッピングと自動タグ付与ともに精度が高められてきていると感じています。
ロッテでは、経済的価値と社会的価値の両方を追求する、両輪の経営を掲げており、実現に向け様々な事業を展開しています。
例として、事業の海外展開やチルドデザートカテゴリーへの拡大、小学校での食育啓発授業実施、チョコレートの原料であるカカオ豆の持続可能な調達実現に向けたフェアカカオプロジェクト等があり、日本国内での菓子やアイスの製造・販売以外にも事業活動は多岐にわたります。
コーポレートコミュニケーション部では、メディア、および自治体、業界団体といったステークホルダーとの良好なコミュニケーション活動を通じて、上記のようなロッテの事業に関する理解・評価・信頼を得、企業価値向上に寄与することが求められています。
今後の部門方針のひとつとして、「強いリリース発信によるメディアの信用獲得」を掲げています。PR Analyzerのデータにもとづき、ニュース性の高い内容や自社の成長領域に関する情報発信を見極めることが可能になりました。そして、メディアアプローチの時間を創出していくことで露出につなげ、その先にいる生活者の方へ情報を届けていきたいと考えています。
また、ロッテ社内にはまだ多くのニュースが眠っていると感じており、関連部署との連携を強化することで網羅的かつ早期に情報を入手して、広報戦略や情報発信へスムーズに反映できる体制をつくっていきたいです。
広報担当者は、会社のニュースを売り込む営業マンであるべきだと考えます。しかし、単に一方的に売り込むのではなく、PR Analyzerのデータを活用しながら世の中やメディアのニーズに合ったニュース性の高さを見極め、企業価値向上に資する情報発信をおこなっていくことが重要だと考えております。
PR Analyzerに興味を持たれましたら、是非こちらよりお問い合わせください。
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