INTERVIEW

「仕組み化」により、戦略や企画に時間をかけられる組織へ
株式会社カオナビ 「PR Analyzer」導入事例インタビュー

株式会社カオナビ コーポレート本部 広報グループ
社員の個性・才能を発掘し戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を開発・提供するHRテクノロジーカンパニー。

社員の個性・才能を発掘し戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム「カオナビ」を提供している、株式会社カオナビ(https://corp.kaonavi.jp/)。2018年より、広報部門にてPR Analyzerをご活用頂いています。

 

今回は、コーポレート本部 広報グループの熊倉桃奈さん、川津裕幸さんに、広報活動の様子やPR Analyzerの活用方法、その効果についてお伺いしました。

ステークホルダーの共感を集めることが
ミッション

広報における体制や内容についてお伺い出来ますか。

川津さん:広報グループは3名で、1名のマネージャーと、私たち2人のチームです。コーポレートPR、プロダクトPRをはじめとする、PR活動全般をこのチームで実施しています。

 

2019年に東証マザーズに上場し、徐々に認知を獲得できてきたことを受けて、コーポレート・プロダクトそれぞれ、社内外のステークホルダーからの理解を深めて、「カオナビ」への共感を集めていくことが今のミッションです。直近では、プロダクトの導入事例や活用事例の積極的な発信や、コロナ禍において不足する社内コミュニケーションを活性化させるため、社内の「人」にフォーカスをあてた、情報発信に取り組んでいます。

 

熊倉さん:チームになったことで、点ではなく線や面で、中長期的な戦略を考えられるようになり、発信内容やタイミングを戦略的に考えて動けるようになりました。「ニュースがあるから発信する」という受動的な考え方ではなく、どういうお客様の共感を集めたいのかを考えながら、積極的にPR活動を展開しています。

上場前後の急成長を支えるために、
効果測定を自動化

PR Analyzerを導入いただいた背景について教えてください。

熊倉さん:当社がひとり広報だった頃に、サービスの利用企業数も急激に伸び、会社としても上場へ向けて動くなど、すべての規模が拡大する時期を迎えたんです。それまでは、掲載を都度検索してクリッピングをしていたんですが、手動には限界を感じ、業務効率化を図るタイミング、また広報体制を強化する意味でも導入を決めました。

 

導入いただき感じたメリットを教えてください。

熊倉さん:手動ではどうしても発生してしまうクリッピングの漏れを防げるのは、まずメリットですよね。ポータルサイトへの転載記事などもまとめて確認できて、かつ波及元の記事がどれか分かるのはありがたいです。集計やレポーティングに時間をかけない分、企画やプレスリリースの熟考に時間を回せるようになったと思っています。

 

川津さん:私はPR Analyzer導入後の入社なのですが、入社したときに「クリッピング作業に時間を取らなくていい!」と思って嬉しかったです(笑)。

 

どんな機能をよく活用いただいているのでしょうか?

川津さん:タグ機能は良く活用しています。露出記事の確認や分析として、タグを付けていく時間を取っています。

 

熊倉さん:競合の露出状況の確認にも活用しています。4ブランドの競合をチェックしているのですが、競合情報を自社同様に網羅的にクリッピングするのは凄く労力ですよね。PR Analyzerは、そうした集計を自動化してくれるので、全体を俯瞰しながら、競合の情報発信についてもタイムリーに確認できます。

 

ダッシュボードで、リーチ数や論調などの強み・弱みを表示してくれるのも分かりやすいです。月次報告にも、ダッシュボードの競合比較グラフを活用しています。

 


ダッシュボード上で競合ブランドとの比較が可能(イメージ図)

コンテクストを意識した広報活動の取り組み

具体的な分析には、どう活用していらっしゃいますか。

川津さん:冒頭にお話した通りカオナビでは、どういったステークホルダーの共感を集めたいのかを重視し、コンテクストを意識した広報活動を心がけています。そのため、PR Analyzerの指標でも、露出記事の件数やPV数、広告換算額といった数字だけを追い求めるのではなく、どういった文脈での露出内容だったのかも分析しています。

 

具体的な取り組みとして、例えばですが、新たな調査リリースを作るときも、前回の掲載結果を見ながら、露出されたメディアや記事タイトルを分析し、今回注力すべきアプローチ先の選定やプレスリリースの内容を検討する際の参考にしています。PR Analyzerを使って、他社の情報発信も参考にしながら、効果的なプレスリリースや切り口を分析することも可能だと思っていますので、再現性高い仕組みづくりをしてきたいです。

 

決して数だけを追うのではなく、内容を重視した分析をされているのですね。

熊倉さん:カオナビでは、“そもそもなぜ?を考える”という行動指針があるように、根本を探り考えることが重要だと考えています。そういう背景もあって、広報も、PR Analyzerの収集データをもとに、表層の数ではなく、記事の中身やコンテクストを分析する、ということを重要視しています。

 

社内では、事業戦略部門やマーケティング部門と定期ミーティングを持つことで、以前よりも発信の内容に幅を持つことができるようになりました。またPR Analyzerで収集した記事をすぐに社内に展開し、社員の皆さんにも役立ててもらえるようにしています。「広報グループはこんなことをしているんだ」「広報活動を通じてこういうことが出来るんだ」ということを知ってもらうことで、更に社内外に「共感されるPR」を目指していきたいですね。

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