INTERVIEW

プレスリリースごとの成果を分析し、改善し続ける
日本航空株式会社「PR Analyzer」導入インタビュー

日本航空株式会社 広報部 Webコミュニケーショングループ
国内・国際航空運送事業(旅客、貨物)を中心に、多数の事業を展開。

日本における国内外への空の旅を担う、日本航空株式会社(https://www.jal.com/ja/)。2017年よりPR Analyzerをご活用いただいています。

今回は、広報部 Webコミュニケーショングループの山名敏雄さんに、広報活動の様子やPR Analyzerの活用方法、その効果についてお伺いしました。

SNSにおける話題の起点になる
メディア記事分析に活用

広報部門の体制について教えてください。

広報部は4グループに分かれており、その一つである Webコミュニケーショングループに私たちは属しています。業務としては、公式SNS全般の運用、コーポレートサイトやコミュニティサイトの運営、ときに関連するイベント出展なども行っています。

 

メディア対応やプレスリリースを発信するグループは別ではありますが、発信するメッセージの検討などは、グループを横断して行っています。PR Analyzerも、Webコミュニケーショングループがメインで見ながらも、他グループでも活用しています。

 

PR Analyzerを導入いただいた背景は何だったのでしょうか。

私のグループで、JALの公式SNSの運用に加えて、ソーシャルリスニングを本格的に始めたことがきっかけでした。幅広く投稿を分析できるTwitterを中心に分析を始めたのですが、ブランドが話題となる起点として「記事」が多いことが分かってきたんです。

 

当然、話題のもとになる記事はWebメディアだけでなく、テレビや新聞、雑誌に取り上げられたものもあるだろうと想定できました。リスニングツールだとWebメディアの露出しか把握ができません。

 

そこで、様々なメディアでの掲載を網羅的に拾えるメディアを探そうと思い、見つけたのがPR Analyzerだったんです。4マス(テレビ・新聞・雑誌・Web)を網羅的に収集できるツールはPR Analyzerだけでしたので、他ツールとの比較の余地はなかったですね。

プレスリリースごとの成果を分析し、
改善し続ける

実際に導入いただき、どのように活用されていますか?

少し珍しい使い方かもしれませんが、BIツールにPR Analyzerのデータを連携し、取り込んでいます。もともと、メディア掲載とソーシャルリスニングデータをまとめて可視化することで、網羅的に生活者の反響を分析したいという考えが先にあったんですね。

4マスの掲載情報を取り込み、掲載後のSNS動向も含めて、トータルで評価する体制を整えています。

 

SNS全般を見る部門がメディア掲載を見るというのは、珍しがられませんか?

導入当初は、我々のグループは「ブランド推進部」と言って広報部門とは別組織だったこともあり、社内の各所でそういう声もいただきました。(現在は広報部門内のチームとして再編成)

 

我々はSNSをメインに扱う部門はありますが、先ほどお伝えした通り、世の中全体の好意的な口コミを増やすには、その起点となる「好意的なニュース」をどう取り上げられるかを考えることがとても重要だと考えています。もちろん社外広報のチームもPR Analyzerを見ていますし、双方のチームが協力して、良いニュース作りに取り組んでいます。

 

PR Analyzerを導入して、良かった点を教えてください。

PDCAのサイクルが格段に早くなったことですね。

導入前は掲載レポートを月に1度確認していたのですが、これだとタイムラグがあり、すぐに振り返ることが出来ませんでした。PR Analyzerを導入してからは、施策の次の日にはすぐ掲載状況を確認できるため、次の施策に活かすことができます

例えば、プレスリリースごとの掲載結果も比較できるようになりました。

弊社では、機内食や新路線開設など、内容は違いますが、同じテーマに関するプレスリリースを定期的に出す機会があります。これらのリリースごとに掲載結果をまとめ、件数やリーチ数などを比較するんです。メディアの掲載数やリーチ数、ポータルサイトへの転載状況、SNSへの波及数も見ています。

 

データ分析をもとにした改善サイクルが確立されていますね。

プレスリリースごとに比較して、反響の大きかったものの要因を分析することで、どの要素が反響に繋がったのかを仮説を立てています。次に同じテーマのプレスリリースを発信する際に実施してみて、結果を見ながら「勝ちパターン」を見出しています。

こうした使いこなし方については、ユーザー会(※)で他社の具体的な活用手法を聞くことで、気づきをいただいていることもあります。もちろんビルコムからも使い方は教えてもらいますが、実際の現場で、担当者が使っている方法を聞くことで腹落ちすることも多いです。

※PR Analyzerを使っている企業担当者に登壇いただき、自社の広報手法やそれに基づいたPR Analyzerの活用方法について紹介する会。(定期開催)

様々なステークホルダーと自然な関係性作りを

レポートでも、PR Analyzerのデータを活用していますか?

PR Analyzerのデータを連携させているBIツールのダッシュボードを活用する形ではありますが、プレスリリース別のリーチ数、件数をレポートしています。イベントを実施している場合もありますが、そうした際もプレスリリースを出しているので、これで統一しています。「自動タグ機能(※)」で大きく分類し、一部はキーワードと期間をもとに手動で調整しつつ、精緻なレポートに仕上げています。

※キーワードを事前に設定することで、クリッピングされた掲載記事に特定の「タグ」を付けて、分類・集計できる機能

 

今後、ご自身が取り組まれて行きたい広報活動について、教えて下さい。

お話したような形で、PR Analyzerも活用しながらメディアリレーションの手法を深めているところですが、今後は、SNS上のインフルエンサーやマイクロインフルエンサーの方との関係性づくりにも、もっと取り組みたいですね。

様々なステークホルダーと自然な関係性をつくっていくことが、今後の目標です。

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